大巻伸嗣「映像ではない重力との格闘をこの目で早く味わいたい。」

2023.05.18 COMMENT

Pic by paul barbera / where they create

 

私が現在数多くのダンス公演を観るようになった大きなきっかけが、『Futuristic Space』で共同創作を行なったエラ・ホチルドとの出会いでした。
ダンスは、人間の身体そのものの強さと美しさの可能性を見せてくれる、非常に刺激的なものです。

そのエラが、今回ダンサーとして舞台に立つという作品が、この度上演されるキッドピボット『リヴァイザー』。
さらに、2019年に観たネザーランド・ダンス・シアター来日公演の中で、今でも心に残る『ザ・ステイトメント』の振付家クリスタル・パイトの作品である!

前作では、長いテーブルと黒く囲われたライトによって構成されたシンプルな舞台。そのミニマルな舞台と人間の動きによるシャープな空間構成の斬新さから、彼女の作品性には非常に興味を持ちました。

今回の来日も、きっと素晴らしい舞台を見せてくれることを期待している。
映像ではない重力との格闘をこの目で早く味わいたい。

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